浸透流逆解析における適切化手法の検討

Optimization study for numerical inversion analysis of heterogeneous hydraulic properties of rock mass using hydraulic pressure response

末光 明信*; 増本 清*; 尾上 博則 ; 竹内 竜史  

Suemitsu, Akinobu*; Masumoto, Kiyoshi*; Onoe, Hironori; Takeuchi, Ryuji

揚水試験などによって得られる非定常の地下水圧の変化に関わるデータを表現することが可能な水理パラメータを未知数として取り扱い、それを逆解析的に推定することによって、より信頼性の高い水理地質構造モデルが構築できると考えられる。そこで、本研究では逆解析手法の高度化として未知パラメータ設定法に着目し、未知パラメータの変動域に限界値を加える方法、および適切化手法の1つであるノルム最小法を既存の逆解析コードに導入し、それらの有効性について検討した。逆解析には、日本原子力研究開発機構が、岐阜県瑞浪市において進めている超深地層研究所計画で実施した揚水試験に伴う非定常の地下水圧の変化に関わるデータを用いた。

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