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航空機モニタリング

Aerial radiation monitoring

鳥居 建男  

Torii, Tatsuo

航空機モニタリングと無人機モニタリング手法と課題について紹介する。(1)航空機モニタリングとは、固定翼の飛行機やヘリコプターに放射線測定器を搭載し、大気中もしくは地表面に沈着した放射性物質の濃度分布、地表付近の空間線量率を測定する手法である。航空機モニタリングの有用性として事故直後における機動性と、海表面への放射性物質の流出状況の把握がある。(2)無人機によるモニタリングとは、航空機モニタリングが不得意とする、局所的に急激に線量率が変化する地域などでの詳細な放射線の分布を調べることを目的として開発されたものである。無人ヘリは、GPSによる位置情報をもとにプログラム飛行するため、同じ場所を何回でも測定することができる。このため、山林や田畑など人が立ち入りにくい場所の上空から詳細な分布測定を行うことができるだけでなく、除染前後の測定により除染効果を確認することや、台風等によって多量の降雨があったときなど、放射能の移行を調査するなど、経時変化を調査するのにも適している。無人機は搭乗員の安全確保を考慮する必要はなく、遠隔で長時間のモニタリングが可能となることから、今後防災ツールとして重要となると考えている。

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