検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

Shells and shapes in exotic nuclei

エキゾチック核における殻と形

宇都野 穣   

Utsuno, Yutaka

殻構造は原子核物理で最も基本的な性質の一つであり、低励起エネルギー準位のみならず形状のような原子核の集団性にも重要な役割を果たしている。それゆえ、エキゾチック核における殻構造の変化(殻進化とも呼ばれる)はエキゾチック核において広範囲にわたって研究されてきている。ミニシンポジウム「中性子過剰不安定核の核構造」の基調講演として、ここでは殻進化の理解に対する最近の進展とその原子核の集団性への影響を概説する。まず殻進化のいくつかの例を紹介し、テンソル力など有効相互作用の重要性を示す。次に殻進化の集団性への影響について議論する。最初の例として、中性子数28領域のエキゾチック核領域、特にシリコン42核とイオウ44核の変形を採り上げる。これらの核は魔法数にも関わらず大きな集団性が知られ、これがテンソル力に起因する陽子・中性子殻ギャップの減少によるものであることを議論する。次に中性子過剰ニッケル領域を採り上げ、そこでは殻進化によって変形共存が促進されることを示す。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.