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環境に優しい水系合成法を用いたヒ素吸着材の開発

A New eco-fiendly synthesis method for arsenic adsorbent

天田 春代; 保科 宏行; 瀬古 典明; 高橋 牧克*

Amada, Haruyo; Hoshina, Hiroyuki; Seko, Noriaki; Takahashi, Makikatsu*

近年、半導体の材料としてガリウムヒ素が広く使われており、その製造工程において、大量のヒ素が排出される。そのため、工業的に有効なヒ素処理方法が求められている。ヒ素を回収する方法として最も一般的なのは凝集剤を用いる凝集沈殿法があるが、ヒ素を含む大量の廃棄物が生成し、二次的処理が必要となる。これに対し、吸着法による処理の場合、生成する廃棄物の量を抑制できる利点から、これまでに多くの吸着材が開発されてきた。ガリウムヒ素排水のpHである中性域において機能する吸着材に、N-メチル-D-グルカミン(NMDG)を官能基とするヒ素吸着材が知られているが、従来の作製方法では、毒性や引火性を有する有機溶媒を用いるため、PRTR法や消防法の観点から、大規模な生産法として適応するには困難であった。そこで、新規な溶媒として、水に界面活性剤を添加した系でNMDG官能基の導入を試み、従来法で合成した吸着材に対し、三価のヒ素で2.2倍に相当する4.75mg/g、五価のヒ素で1.4倍に相当する9.63mg/gの容量を有する吸着材の合成を可能にした。

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