Validation of heat transport models with ITB plasmas in JT-60U and JET

JT-60UとJETのITBプラズマを用いた熱輸送モデルの検証

Garcia, J.*; 林 伸彦

Garcia, J.*; Hayashi, Nobuhiko

JT-60UとJETのITBプラズマの実験データを用いて、3つの熱輸送モデル(CDBM, BgB, GLF23)の妥当性を確認する。合わせて、それらの輸送モデルを用いて2つの統合コードTOPICSとCRONOSの結果を比較し、モデルの検証も行う。JT-60Uの3つの放電とJETの1つの放電のデータを用いて、実験の密度分布固定で、実験のイオン・電子温度分布が熱輸送モデルで再現できるか調べた。TOPICSとCRONOSは概ね同じ結果となり、以下の事が分かった。全ての放電に対して常に実験を再現できるモデルはなかった。しかし、CDBMモデルは実験に近いか低い温度になるので、保守的な性能予測に使える。また、現状のCDBMモデルにEBシアの効果を加えると実験を再現できるようになるが、放電毎にモデルパラメータを変える必要があり、そのモデル化が必要である。BgBモデルは、実験に近い場合もあるし、温度が低かったり高かったりする場合がある。これは、BgBモデルには上記と似たEBシア効果が導入されており、そのモデルパラメータの問題をもつためである。GLF23は、温度が常に実験より低くなった。これは、モデル自体が密度分布を固定した計算に適していない可能性が考えられる。

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