検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

ダブルパストムソン散乱計測による非等方電子速度分布関数計測

Anisotropic electron velocity distribution function measurement by double pass Thomson scattering

谷塚 英一; 安原 亮*; 山田 一博*; 舟場 久芳*; 波多江 仰紀; 伊丹 潔

Yatsuka, Eiichi; Yasuhara, Ryo*; Yamada, Ichihiro*; Funaba, Hisamichi*; Hatae, Takaki; Itami, Kiyoshi

これまでに、プラズマ中でレーザーを往復させることにより磁力線にほぼ垂直方向と磁力線から70度近く傾いた2方向の電子温度を比較してきた。その結果、大型ヘリカル装置で5keV以上程度の高温プラズマを生成したときには、磁力線から70度傾いた方向の電子温度よりも磁力線に垂直方向の電子温度のほうが系統的に高いという測定結果を得ていた。ただし、測定誤差が大きく、また、電子温度を測定している2方向の差が20度しかないため、非等方性の発現条件と電子衝突度などの関係を定量的に議論することが困難であった。そこで、高温のプラズマに対して測定精度を向上させるために、分光器の短波長側に波長チャンネルを増強した。さらに、より磁力線に近い方向の電子温度が測定できるよう、プラズマを水平方向から観測する集光光学系を新設した。新設した集光光学系について感度較正を行い、プラズマ計測に十分な集光性能があることを確認した。講演では、新設及び既設集光光学系を用いて測定した3方向(磁力線から約10度, 70度, 90度傾いた方向)の電子温度比較に関して、電子衝突度との相関などに着目した議論を行う。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.