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インビーム$$gamma$$線核分光による新魔法数の発見

Discovery of new magic number ${it via}$ in-beam $$gamma$$-ray spectroscopy

武内 聡*; Steppenbeck, D.*; 宇都野 穣   

Takeuchi, Satoshi*; Steppenbeck, D.*; Utsuno, Yutaka

2013年にNature誌で出版された$$^{54}$$Caにおける新魔法数の発見の研究内容について解説する。1990年代頃から、不安定核ビームを用いた核物理実験が大きく進展し、従来の核物理の常識を超えた結果が多く得られてきた。2000年頃には、新魔法数16が酸素同位体周辺にて出現することがわかり、理論研究に大きな影響を与えた。2001年に発表者を含むグループによって新魔法数16が出現するメカニズムが提唱され、そのメカニズムによってカルシウム周辺で新魔法数34が出現することが予言された。この予言は実験研究を大きく刺激したが、非常に中性子過剰な$$^{54}$$Ca核を十分に生成することが困難だったため、その正否に対する回答が与えられてこなかった。非常に最近になって、理化学研究所のRIBFによって$$^{54}$$Ca核を十分に生成することが可能となり、そのインビーム$$gamma$$線分光実験が行われた。その結果、第一励起状態が約2MeVにあることがわかり、十年来の予言が確かめられた。この発見は、エキゾチック核における殻構造変化に対して大きな影響を与えるものである。

no abstracts in English

使用言語

 :

Japanese

掲載資料名

 :

日本物理学会誌

巻

 :

70

号

 :

7

ページ数

 :

p.535 - 539

発行年月

 :

2015/07

発表会議名

 :

開催年月

 :

開催都市

 :

開催国

 :

キーワード

 :

核構造; 魔法数; 不安定核

特許データ

 :

PDF

 :


論文URL

 :

https://doi.org/10.11316/butsuri.70.7_535

研究データの公開先DOI

 :

使用施設

 :

広報プレスリリース

 :

論文解説記事
(成果普及情報誌)

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受委託・共同研究相手機関

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