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福島第一原子力発電所港湾堆積物からのCs-137の溶出に関する検討

Study on redissolution of Cs-137 from the seabed sediment at the harbor of Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant

小林 卓也 ; 乙坂 重嘉  

Kobayashi, Takuya; Otosaka, Shigeyoshi

東京電力福島第一原子力発電所(1F)の港湾内の堆積物から$$^{137}$$Csの溶出が懸念されている。そこで既往のモニタリングデータと原子力機構が開発した海洋中放射性物質拡散コードSEA-GEARNを構成する支配方程式の海底境界条件を用いて$$^{137}$$Csの溶出量を推定するとともに、東京電力が実施した海底土被覆工事による溶出低減効果について検討した。東京電力が実施した2014年2, 3月の堆積物濃度測定結果を用いて一日あたりの溶出量の推定を行った結果、1F前面海域の溶出量は低いものの、湾奥へ進むに従い溶出量は増加する傾向を示した。東京電力は1F港湾内海底に対し、ベントナイトにセメントを添加した固化土を被覆する工事を2014年度末までに完了させる予定である。本工事によって堆積物からの溶出が抑制されれば、港湾内の海水中$$^{137}$$Cs濃度をさらに低下できると予想される。

The redissolution of $$^{137}$$Cs from the seabed sediment at the harbor of Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant was estimated.

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