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巨大カドヘリン分子の立体構造決定

Construction of three-dimensional structure of giant cadherins

松本 淳

Matsumoto, Atsushi

カドヘリンは、細胞どうしを接着する機能を持つタンパク質であり、細胞膜上に存在している。カドヘリンの細胞内部分は、いくつかのタンパク質を介して、細胞骨格と呼ばれる構造とつながっている。一方、細胞外部分は、ほかの細胞のカドヘリン分子と結合し、細胞間の接着を担っている。カドヘリンには、多くの種類があり、細胞外部分が非常に大きなものが存在する。本研究では、巨大カドヘリンFatとDachsousの電子顕微鏡画像をもとにして、これらのカドヘリンの3次元立体構造の構築を計算機手法により行った。その結果、これらのカドヘリンは、巨大な細胞外部分を折りたたむことにより、狭い細胞間隙に収まっていることを明らかにした。さらに、折りたたみは常に同じ部分で起き、そこでは、通常のカドヘリンが有するカルシウムイオン結合能がないことを明らかにした。

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