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Alteration of segregation ratio suggests complex structural alteration of DNA induced by high-LET ion beams

分離比の異常によって示唆される高LETイオンビームによって誘発されたDNAの複雑な構造変化

長谷 純宏; 大野 豊

Hase, Yoshihiro; Ono, Yutaka

大規模欠失を含む染色体の構造変化は、減数分裂過程での異常を引き起こすこと等により、後代への伝達を抑制すると考えられる。本研究では、突然変異の後代への伝達性のLET依存性に関する知見を得るため、葉の表面等の毛状突起の発達に必須である${it GL1}$遺伝子を指標として、照射した個体の後代における変異体の分離比を調査した。照射を行わなかった場合、材料であるシロイヌナズナの野生株と${it GL1}$遺伝子の変異株である${it gl1-1}$変異株を交配して得たF1種子の自殖後代では、野生型個体と無毛変異体は3対1の割合で出現すると期待される。平均LETが30keV/$$mu$$mのHeイオン、113keV/$$mu$$mのCイオン及び352keV/$$mu$$mのNeイオンを比較した場合、Neイオンでは系統毎の分離比の分布が期待値から大きく外れる個体が顕著に多く、高LETのイオンビームでは複雑な染色体の構造変化が起きていることが示唆された。

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