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$$^{241}$$Am-Li線源と重水を利用した減速中性子校正場の構築

Design of a D$$_{2}$$O-moderated $$^{241}$$Am-Li neutron calibration field

星 勝也 ; 吉田 忠義 ; 辻村 憲雄   ; 岡田 和彦

Hoshi, Katsuya; Yoshida, Tadayoshi; Tsujimura, Norio; Okada, Kazuhiko

原子炉施設や輸送キャスク周囲で観測されるスペクトルは、熱中性子から数100keVまで広いエネルギー範囲にわたり、ISO 8529等で標準化されている$$^{241}$$Am-Beや$$^{252}$$Cfの中性子スペクトルとは大きく異なる。本研究では、$$^{241}$$Am-Liが$$^{241}$$Am-Beや$$^{252}$$Cfに比べて低い中性子エネルギーをもつ点に着目し、重水と組み合わせることで、原子炉施設等の中性子スペクトル場を模擬できる校正場を構築する。減速材の寸法を決定するためモンテカルロ粒子輸送計算コードを用いた計算を実施した。半径が50$$sim$$200mmの重水球を考え、中心に$$^{241}$$Am-Li線源を置いた。熱中性子フルエンスの割合を調整するため、厚さ5$$sim$$20mmのアクリル殻を表面に取り付けた。計算結果を基にSUS304製の円筒タンク(高さ300mm、内径50mm、外径268mm、重水厚さ105mm)を製作し、重水を充てんした。また、外側に取り外し可能な厚さ15mmのアクリル円筒を用意した。ボナー球スペクトロメータを用いて、校正場の中性子スペクトルを測定した。平均エネルギー、平均換算係数はそれぞれ35keV、28pSv cm$$^{2}$$で、原子炉施設等の特徴とよく一致した。

no abstracts in English

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