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ハロゲン酸を用いない分析前処理手法の開発

Preliminary study for halogen free dissolution techniques for determination of radioactive waste sampling

清水 恒輝; 小山 勇人; 青山 佳男 

Shimizu, Koki; Koyama, Hayato; Aoyama, Yoshio

廃止措置、廃棄体化の業務において、核燃料施設から発生する固体廃棄物の分析データの蓄積は不可欠である。しかし、固体廃棄物の分析前処理法として実施する試料の溶解には、HFやHClなどのハロゲン酸を用いた酸分解が行われているが、ハロゲン酸は金属に対する腐食作用が強く、ダクト、配管等に腐食が発生するため、固体の分析試料を取り扱える施設が制限されている。これらの問題を解決するため、ハロゲン酸を用いない固体廃棄物試料の溶解法の開発を行う。本試験では廃止措置で大量に発生するコンクリートの完全溶解を目的に、一般に難溶解で知られる二酸化ケイ素とコンクリート試料を対象に、酸溶解試験を行った。その結果、二酸化ケイ素については強リン酸を用いることで溶解する傾向が見られた。しかし、コンクリートを強リン酸で酸溶解するとリン酸カルシウムが沈殿し、コンクリートを前処理する必要であることを確認した。コンクリートを硝酸で前処理し得られた残渣を対象に強リン酸で酸溶解を行った結果、強リン酸を用いることで、残渣を溶解することを確認したため、コンクリートの全量溶解への見通しを得た。

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