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除染等作業に従事した労働者の作業服等の放射性表面汚染に関する研究

Study on radioactive surface contamination on workers engaged in environmental remediation activities

辻村 憲雄   ; 吉田 忠義 ; 星 勝也 

Tsujimura, Norio; Yoshida, Tadayoshi; Hoshi, Katsuya

除染等作業現場の周辺線量当量率及び土壌中放射能濃度と労働者の身体の放射性表面汚染の程度の関係に関する研究を実施し、以下の知見を得た。(1)シミュレーション計算の結果、少なくとも直径30cmの広がりをもった汚染土壌については、地表5cmでの線量当量率が5$$mu$$Sv/h未満であれば放射能濃度は500Bq/g(平成26年4月現在)を超えないと判断できる。(2)作業服及び手袋への土壌の付着密度は、含水率30$$sim$$50%の黒土で10$$sim$$30mg/cm$$^{2}$$であり、放射能濃度500Bq/gを仮定したとしても表面密度限度を超えそうにない。一方、長靴については、降雨後の農地で500mg/cm$$^{2}$$を超える付着密度が観測され、濃度によっては表面密度限度を大きく超える可能性が高い。(3)居住制限区域等において除染作業に従事した者の着用した作業服等について放射能測定を行った結果、例えば、比較的ウエットな農地で作業した者の長靴から最大2000Bqを超える放射能が観測されたものの表面密度に換算すると5.1Bq/cm$$^{2}$$であったなど、いずれの作業においても表面密度限度を超える事例は観察されなかった。また、実験的に得られた土壌付着密度と作業現場の放射能濃度の乗算から表面密度の予測が可能であることが確認された。

no abstracts in English

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