炉設計特別チームだより,1

News from DEMO Design Special Team, 1

坂本 宜照

Sakamoto, Yoshiteru

文部科学省の核融合研究作業部会での審議を受けて、原型炉設計合同特別チームが六ヶ所核融合研究所に2015年6月1日付けで設置された。本チームは全日本体制で原型炉の概念設計を行うための組織で、産業界や大学等からの参画を含めて総勢51名(常勤17名、非常勤34名)で活動を開始した。本チームの原型炉概念設計活動は、文部科学省科学技術・学術審議会の核融合科学技術委員会の評価を受けつつ、委員会の下に設置された原型炉開発総合戦略タスクフォースからの方針提示に基づいて実施される仕組みになっており、国の組織が直接関与するプロジェクトである。六ヶ所核融合研究所において6月18日に開催した第1回全体会合には約60名が参加し、チームの活動計画等を議論した。本チームでは、合同コアチーム報告書に示されている「中間チェック・アンド・レビューまでの検討課題」の詳細化を行い、早期着手が必要な項目から検討を開始するとともに、2015年度は平行して、重要設計情報の共有と摘出を目的とした「BA原型炉概念設計のレビュー」、及び原型炉運転中に取得すべきデータ・技術的知見の分析を目的とした「原型炉の運転計画」の検討作業を行う予定である。

As a result of discussion of Fusion Research Working Group under MEXT, DEMO Design Joint Special Team has been established in Rokkasho Fusion Institute at 1st of June. The team is organized for DEMO conceptual design activity, and starts with 51 members including from industry and universities. The team is the project under the direct control of MEXT. The 1st meeting was held at Rokkasho on 18th of June. The participants discussed on the plan and schedule.