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複合型光ファイバーの医療への応用

The Medical application of a composite-type optical fiber

岡 潔

Oka, Kiyoshi

核融合炉及び大型原子力施設における保守保全技術開発に役立つ特殊ツールとして誕生した複合型光ファイバーは、高エネルギーなレーザー光と映像情報の両方を扱うことができる特殊な光ファイバーである。この複合型光ファイバーの医療応用として最初に取り組んだのが双胎間輸血症候群(Twin to Twin Transfusion Syndrome: TTTS)への適用である。しかしながら、この治療が狭い空間である子宮内(羊水中)に浮遊する胎児を対象とすることから、現在の内視鏡手術機器には高度な技術的進歩が必要とされ、さらに、医師の高い技術が求められている。そこで、複合型光ファイバーの技術を適用し、「胎児外科治療用レーザー鉗子型内視鏡」を開発した。本研究開発以降、多領域へ適用可能なレーザー治療器を世の中に普及させるため、光学的仕様を維持しつつ装置全体をコンパクトにまとめた汎用型レーザー治療器を開発した。一方で、末梢肺野などの狭隘部においても光線力学治療が可能なシステムを構築した。本稿では、これまでに製作してきた装置とその試験結果及び現在新たに開発しているシステムの構成や市販化への展望について述べる。

no abstracts in English

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