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第一禁止ベータ崩壊データによる中性子過剰カルシウム同位体の殻進化の解析

Analyzing shell evolution in neutron-rich Ca isotopes from the first-forbidden beta-decay data

宇都野 穣   ; 清水 則孝*; 富樫 智章*; 大塚 孝治*; 鈴木 俊夫*; 本間 道雄*

Utsuno, Yutaka; Shimizu, Noritaka*; Togashi, Tomoaki*; Otsuka, Takaharu*; Suzuki, Toshio*; Homma, Michio*

中性子過剰カルシウム同位体では、最近中性子数34の新魔法数が発見されるなど、その殻構造に大きな注目が集まっている。その励起準位は、フェルミ面付近の殻構造を強く反映したものであり、殻構造の変化(殻進化)に対して多くの情報を担っている。しかしながら、これらの励起準位の構造に関しては、準位の存在はわかっているものの、スピンパリティのような基本的性質すら明らかになっていない。本研究では、カリウム同位体からの第一禁止遷移確率を実験と殻模型計算とで比べることによって、これらの励起準位の構造に対してより進んだ理解を与えたことを報告する。例えば、$$^{50,51}$$Caでは、フェルミ面が$$p_{3/2}$$軌道にあるが、その下の$$f_{7/2}$$軌道からの中性子励起をした状態を明らかにし、$$^{53}$$Caでは、2つ見つかっている励起状態のうちのどちらが中性子数34の魔法数をまたいだ励起に対応するかを明らかにした。

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