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森林渓流における有機炭素の流出特性

Stream-water organic carbon export from a mountainous forested catchment

竹内 絵里奈; 安藤 麻里子  ; 小嵐 淳   ; 西村 周作; 武藤 琴美; 都築 克紀  ; 中西 貴宏   ; 松永 武

Takeuchi, Erina; Atarashi-Andoh, Mariko; Koarashi, Jun; Nishimura, Shusaku; Muto, Kotomi; Tsuzuki, Katsunori; Nakanishi, Takahiro; Matsunaga, Takeshi

森林から河川を通じた有機炭素の流出過程を解明することは、森林集水域内の炭素循環における炭素消失を理解する上で重要である。本研究では、北茨城市の森林集水域内の渓流水を対象として、溶存態有機炭素(DOC)濃度の連続測定を行うとともに、懸濁物質を捕集して粒子状有機炭素(POC)の量及び同位体測定を行い、2013年から2014年にかけてその流出特性を評価した。POCは、2つの孔径のカートリッジフィルターに通水させて捕集し、粒径毎に篩分けを行い、炭素量及び炭素:窒素同位体比の測定を行った。DOC濃度は、フィルターを通過した渓流水の紫外線吸光度を連続的に測定した。DOC濃度は、降水イベントとそれに伴う河川流量の増加に応じて上昇したが、その濃度変化は降水量や先行降雨の状況により大きく異なった。台風シーズン等の高流量期には、DOC濃度の増加が頭打ちになり、一方で小さな降雨イベントではDOC濃度が急激に上昇した。これらの結果は、降水の河川への流入経路の違いを反映していると示唆された。

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