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JT-60SA組立の現状

Current status of assembly of JT-60SA

岡野 文範; JT-60SAチーム

Okano, Fuminori; JT-60SA Team

日本原子力研究開発機構は、ITERを支援・補完する超伝導核融合実験装置(JT-60SA)の組立を2013年1月から那珂核融合研究所で開始した。JT-60SAの組立は、クライオスタットベースに続いて、ポロイダルコイル(EFコイル)の仮設置を行い、2014年夏から真空容器の組立を開始し、現在、真空容器340$$^{circ}$$が完成した状況にある。JT-60SAの真空容器は、直径約10m、高さ約6.6mのドーナッツ状で重量が150トン、材質が低コバルトステンレス鋼(SUS-316L)で、放射線防護の遮へい水と真空容器内壁表面の脱ガス処理のため200$$^{circ}$$C窒素ガスを流すため板厚18mmの二重構造である。真空容器は10分割(40$$^{circ}$$セクター7体、30$$^{circ}$$セクター2体、20$$^{circ}$$セクター1体)で製作され、真空容器各セクターは変形を防止するため拘束治具で固定されている。真空容器の組立は、真空容器セクター端面(内壁、外壁)を溶接することで一体化する。溶接の方法は、真空容器の製作誤差と溶接時の熱変位を吸収するため、真空容器端面同士を直接溶接する方法と真空容器端面の間にスプライスプレート(ステンレスの板)を介して接続する方法が用いられた。40$$^{circ}$$セクター3体、40$$^{circ}$$セクター2体と30$$^{circ}$$セクター1体で120$$^{circ}$$ブロック1体と110$$^{circ}$$ブロック2体を作り、3体のブロックを接続することで340$$^{circ}$$が完成させた。これらの組立作業では、レーザートラッカーを駆使して、絶対座標により定めた組立基準位置を目標に高精度で組み立てを行った。

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