検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

X線フラットパネル検出器を用いた水素貯蔵合金の時分割PDF測定

Time resolved pair distribution function analysis of hydrogen metal storage by using X-ray flat panel detector

前島 尚行; 町田 晃彦; 綿貫 徹; Kim, H.*; 榊 浩司*

Maejima, Naoyuki; Machida, Akihiko; Watanuki, Tetsu; Kim, H.*; Sakaki, Koji*

LaNi$$_{5}$$系の水素吸蔵合金は典型的な水素貯蔵材料の一つであり、また、ニッケル水素電池の電極としても用いられている。Niの一部をAl等で置換することにより、水素吸蔵放出特性や水素化による格子歪が変化することが知られている。LaNi$$_{5}$$系の水素吸放出過程における構造変化は、水素平衡圧力では詳細な研究が行われているが、非平衡水素圧力化の過渡的な構造変化についての研究は少ない。置換系, 非置換系ともに中間状態の存在が示されているが、詳細については未だ不明である。特に中間状態の形成とも関係する短・中距離の原子相関は、水素吸蔵放出特性と密接に関係している可能性があり、その変化の解明は水素吸放出メカニズムの理解を進め、高性能水素貯蔵合金の開発の指針に繋がると考えられる。水素吸蔵放出過程の構造変化を詳細に調べるために、放射光X線を利用し、特に結晶構造解析による平均構造だけでなく二対分布関数(PDF)解析による局所構造(平均構造からのずれ)の変化の観測を目指した研究開発を進めている。本研究ではLaNi$$_{4.5}$$A$$_{10.5}$$のその場・時分割X線回折観察を行い、PDF解析により水素吸蔵過程の局所構造の変化を明らかにすることを目的とする。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.