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準粒子乱雑位相近似法を適用したベータ崩壊データベースの作成

Making of beta decay database by quasiparticle random phase approximation

湊 太志   

Minato, Futoshi

核分裂生成物を含む不安定な原子核のベータ崩壊およびそれに伴って放出される遅発中性子の量は原子力工学だけではなく天体核物理でも重要である。しかしながら、遅発中性子分岐比やそのスペクトルなど、いまだ実験的に調べられていないデータが存在している。それら未知のデータを補完するために、本研究では核構造を正確に考慮した準粒子乱雑位相近似法によるベータ崩壊の計算を行った。これまで275核種のベータ崩壊半減期について計算を行い、おおよそファクター$$1sim10$$の範囲内で実験データを再現できることが分かった。しかしながら、その再現精度は大局的理論より劣っており、その原因について分析した結果、本研究で取り扱っていない第一禁止遷移の影響が大きいことが分かった。講演では、より詳細に第一禁止遷移の寄与について触れ、また遅発中性子についても議論する。

no abstracts in English

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