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グラファイト化のための硫黄除去法における$$^{14}$$C混入汚染の評価

Evaluation of $$^{14}$$C-contamination in different graphite-preparation methods to remove sulfur impurities

竹内 絵里奈; 小嵐 淳   ; 國分 陽子   ; 安藤 麻里子  ; 西尾 智博*; 大脇 好夫*; 松原 章浩

Takeuchi, Erina; Koarashi, Jun; Kokubu, Yoko; Atarashi-Andoh, Mariko; Nishio, Tomohiro*; Owaki, Yoshio*; Matsubara, Akihiro

加速器質量分析法(AMS)による$$^{14}$$C測定では、試料精製中のCO$$_{2}$$ガスに硫黄酸化物が含まれているとグラファイト化を阻害するため、銀シート、銀線、サルフィックス試薬等を用いてガス中の不純物を除去する。一方で、多量のサルフィックスを用いると$$delta$$$$^{13}$$C値が減少する傾向がみられ、AMS測定値に影響を及ぼす例も報告されており、不純物除去法自体が現代炭素の汚染源になることが懸念される。こうした前処理法による汚染は、特に古い年代の試料や少量の試料で推定年代に大きく影響を与えるため、不純物除去法の汚染について評価する必要がある。本研究では、Dead Carbonである試料を用いて、3種類の不純物除去法について汚染の程度を比較した。精製後のCO$$_{2}$$は、それぞれグラファイト化を行い、AMSを用いてpMC値(percent Modern Carbon:試料中の現代炭素の割合)を測定した。pMC値は銀シート$$>$$銀線、サルフィックス(15粒)だった。3つの不純物除法のうち最もpMC値が低いサルフィックスについて、使用量を3粒, 45粒に変化させて同様に比較した。結果、3粒(pMC値=0.19$$pm$$0.05%)よりも15粒の方がpMC値も高くなる傾向がみられ、試薬自体が現代炭素による汚染源になっている可能性が示唆された。

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