地震加速度付加時の気液二相流の詳細予測技術高度化に関する研究,33; 水平方向加振付加時における単一上昇気泡の三次元可視化計測

Development of prediction technology of two-phase flow dynamics under earthquake acceleration, 33; Three-dimensional measurement of a rising single bubble under the horizontal structure acceleration

宮崎 彬史*; 加藤 由幹*; 金川 哲也*; 金子 暁子*; 文字 秀明*; 吉田 啓之  ; 阿部 豊*

Miyazaki, Akifumi*; Kato, Yuki*; Kanagawa, Tetsuya*; Kaneko, Akiko*; Monji, Hideaki*; Yoshida, Hiroyuki; Abe, Yutaka*

地震時の気液二相流に関する詳細予測技術開発の一環として、地震加速度に相当する加速度が付加された矩形容器内の上昇気泡の三次元可視化観察を行っている。本報告では、可視化画像に対して画像処理を行い、単一上昇気泡の傾きの変化について詳細な検討を行った。その結果、気泡の傾き角は、無振動あるいは、加速度周期が10Hz以上の条件では2030の値を示し、加速度を付加した影響はほとんど見られなかった。しかし、無振動時の傾き角の変動周期(6.7Hz)に近い範囲では、傾き角が30以上となることを確認した。これより、加振に対して気泡の傾きが応答する周波数の範囲は、無加振時の気泡の傾き角変化の周波数に近い領域であることが分かった。

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