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非定常状態の電気泳動試験へのEPMAの適用によるコンクリートの拡散係数の測定方法

A Measurement method for diffusivity coefficient of concrete by application of EPMA to an electrophoretic test of non-static state

荻野 正貴*; 大脇 英司*; 白瀬 光泰*; 中山 雅 

Ogino, Masataka*; Owaki, Eiji*; Shirase, Mitsuyasu*; Nakayama, Masashi

コンクリートの塩化物イオン(Cl$$^{-}$$)の拡散係数の迅速測定法として、JSCE-G571が規準化されている。これは、Cl$$^{-}$$を電気泳動で輸送しコンクリートを貫通したCl$$^{-}$$の量から定常状態での拡散係数を算出する手法である。しかし、われわれの経験では、拡散係数が1$$times$$10$$^{-13}$$m$$^{2}$$/s未満の場合、測定に1年以上を要することがある。より迅速に算出する方法としてNT BUILD 492があり、電気泳動でCl-が輸送されコンクリートを貫通する前に、Cl$$^{-}$$の浸入深さを硝酸銀の沈殿反応から測定し、非定常状態での拡散係数を算出する。しかし、普通ポルトランドセメント以外に適用する場合、沈殿反応を生じるときのCl$$^{-}$$-の濃度を予め得る必要がある。そこで、われわれはコンクリートの結合材の種類によらず拡散係数を最長3ヶ月で求められる測定方法を考案した。Nernst-Planckの式に基づいて電気泳動で輸送された全Clの分布を予想した式と、全Clの濃度分布のうち電気泳動で輸送された範囲を抽出したものとを回帰分析して拡散係数を算出した。JSCE-G571によって得た実測値と比較し、同等であることを確認した。

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