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打設後20年以上経過した重量コンクリートの経年変化に関する考察

Consideration about the characteristics of the aged heavy weight concrete over 20 years after concrete placing

藤田 将輝; 小島 一樹; 橋村 宏彦; 瓜生 満; 小田川 雅信*; 前中 敏信*

Fujita, Masateru; Kojima, Kazuki; Hashimura, Hirohiko; Uryu, Mitsuru; Odagawa, Masanobu*; Maenaka, Toshinobu*

原子力施設の建築物に要求される機能を長期間にわたって維持管理するためには、経年的な変化特性を適切に把握することが重要となる。また、遮蔽機能が要求される部位に、密度の大きい重量コンクリートを採用することがある。骨材に鉄鉱石を用いた重量コンクリートは、鉄筋探査が困難であることや、補修部の重量骨材の入手が困難な状況を鑑みると、コア供試体採取が容易に実施できない。そのような中、日本原子力研究開発機構が所有する茨城県那珂郡東海村に建設された原子力施設にて、打設後20年以上経過した普通コンクリートと、密度が3.8程度の重量コンクリートを対象に、経年変化確認のためのコア供試体採取による試験を実施した。本稿では、経年変化の確認結果と共に、圧縮強度と静弾性係数に着目し、材齢が20年以上経過した構造体コンクリート特性の推定結果について報告する。

no abstracts in English

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