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福島第一原発事故と放射性粒子

The Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant accident and radioactive particles

佐藤 志彦   

Satou, Yukihiko

福島第一原子力発電所事故で環境中に放出した放射性物質について、特に原子力発電所から北西に広がる帰還困難区域における化学形態を調査解明した。2014年秋から2015年春にかけて採取した、双葉町および大熊町の土壌試料から、放射性セシウムを高濃度に取り込んだ放射性粒子を発見した。これらの粒子は母材はケイ酸で、鉄や亜鉛も多く含むことが確認された。またこれまで調査で、1号機と2号機から放出したことが明らかになり、1号機粒子と2号機粒子とでは比放射能、微量構成元素、ならびに粒径について違いが見られた。さらに粒子の形状は真球以外にいびつな形状もみられ、表面状態にも様々な状態があることが確認された。加えてこれまでの粒子分析における、粒子表面に付着した繊維状のゴミから、ケイ酸系保温材の溶融により粒子が生成した可能性を検討し、結果、事故進展と粒子生成の可能性がよく説明できることが確認された。

no abstracts in English

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