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重力変形地形と活断層との関係; 根尾谷断層北端部における研究例

The Relationship between sackung feature and active fault; A Case study about the northern tip of the Neodani fault

小村 慶太朗*; 金田 平太郎*; 柏原 真太郎*; 小嶋 智*; 西尾 智博*; 安江 健一

Komura, Keitaro*; Kaneda, Heitaro*; Kashihara, Shintaro*; Kojima, Satoru*; Nishio, Tomohiro*; Yasue, Kenichi

山体の頂部やその周辺では、斜面の傾斜方向とは逆方向を向いた山向き低崖や、低崖に伴って形成された小凹地がしばしば見られる。これらの地形については、山体の自重に伴って形成された地形の一種と認識され、山体重力変形地形と呼ばれている。その形成誘因のひとつとして地震との関係性が指摘されている。そのため、地震防災において重力変形地形と地震との関係を明らかにすることが求められているが、重力変形地形の形成・成長年代と古地震履歴を実証的かつ詳細に比較した研究は、世界的にもほとんどない。そこで、本研究では、山体重力変形地形が集中する根尾谷断層北端部周辺に着目し、そこに見られる重力性凹地群でボーリング・ピット調査及びC-14年代測定を行った。調査・分析の結果、山体重力変形地形の形成・成長に関する複数のイベントが明らかになり、その履歴と根尾谷断層の活動履歴を比較すると、完全に1対1では対応しないものの、完新世に複数回の変形を繰り返しているという共通の特徴を持つことが明らかとなった。今後、同時性を検証するためには、山体重力変形の履歴をより詳細に明らかにするとともに、根尾谷断層の活動履歴の高精度化が必要である。

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