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新しいマンガン化合物Mn$$_3$$RhSiの構造と磁性

Structure and magnetism of a new manganese compound Mn$$_3$$RhSi

山内 宏樹   ; 社本 真一  ; 近藤 啓悦  ; 石角 元志*; 萩原 雅人*   ; Chi, S.*; Fernandez-Baca, J. A.*

Yamauchi, Hiroki; Shamoto, Shinichi; Kondo, Keietsu; Ishikado, Motoyuki*; Hagihara, Masato*; Chi, S.*; Fernandez-Baca, J. A.*

近年、空間反転対称性を欠く結晶における磁性に関心が集まっている。$$beta$$-Mnを基にしたCo-Zn-Mn合金における室温スキルミオンはその一例である。$$beta$$-Mnは、立方晶構造中に非等価な二つのMnサイト(I: 8${it c}$, II: 12${it d}$)を持ち、磁性を担うMn-IIが三角格子鎖上のスピン間のフラストレーションにより、低温でスピン液体状態にあることが知られている。$$beta$$-Mnをベースとする化合物として、他にもMn$$_3$$TX(T=Co, Ir; X=Si, Ge)が報告されている。その構造は、$$beta$$-MnのMn-IがT, X元素で置換されたもので、空間反転対称性を持たない。最近、我々は新規化合物Mn$$_3$$RhSiの合成に成功し、構造と磁性の情報を得るために、粉末中性子回折実験を行った。その結果、結晶構造がMn$$_3$$TX(T=Co, Ir; X = Si, Ge)と同じ立方晶$$P2_13$$であること、$$T_{rm N}$$=190Kの反強磁性体であり、三角格子を形成するMn副格子上の磁気モーメントが120$$^circ$$の角度を成すノンコリニアな磁気構造をとることを明らかにした。

no abstracts in English

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