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Embrittlement without hardening; Grain boundary embrittlement

非硬化型脆化; 粒界脆化

山口 正剛   

Yamaguchi, Masatake

原子炉圧力容器鋼などの劣化現象には、中性子照射による硬化により生じる硬化型脆化とともに、溶質元素や不純物元素の粒界偏析に起因する非硬化型脆化すなわち粒界脆化現象がある。溶質元素や不純物元素の粒界偏析によりなぜ粒界破壊が促進されるのか、そのミクロなメカニズムの研究の歴史、及び、われわれの研究をまとめた報告である。結晶粒界の電子論的計算は1980年代から始められたが、十分な計算ができるようになったのは、ここ10年ほどのことである。鉄の粒界に対する強化元素であるボロン,炭素は粒界の凝集エネルギーを増加させ、逆に脆化元素であるリン,硫黄,スズ,アンチモンが、粒界凝集エネルギーを減少させることが第一原理計算から判明し、粒界凝集エネルギーの増減が粒界脆化を支配する一つの重要な要因であることが明らかとなりつつある。

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