検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

山地の隆起・削剥史と低温領域の熱年代学

Uplift and denudation history of mountains and low-temperature thermochronology

末岡 茂   

Sueoka, Shigeru

熱年代学は、熱による放射年代の若返りを利用して、過去の熱イベントの時期や到達温度を復元する学問領域である。この手法を地下深部の高温領域で形成された岩石に適用すればその地域の削剥史を推定することが可能で、1970年代以降、世界各地の変動帯で用いられてきた。変動地形学や構造地質学の分野においては、熱年代学的手法はすでに不可欠な手法のひとつとなっているが、本手法の解釈には、冷却、削剥、隆起という3つの互いに異なるプロセスを段階的に考慮する必要があり、しばしば混乱をもたらす。本発表では、主に年代学の専門家以外への本手法の普及・理解を目的として、熱年代の山地への応用に係る基礎的な概念や用語の整理や、日本列島における応用例などのレビューを行う。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.