放射性核種の原子数に匹敵する超微量CsおよびSrの吸着状態

Adsorption states of Cs and Sr at ultra-trace level comparable to the radioactive nuclides

全反射X線光電子分光法(XPS)および全反射X線吸収端近傍構造(XANES)により、放射性Cs, Srの土壌中の主な吸着サイトと考えられている雲母に吸着した超微量Cs, Srの化学結合状態を調べた。全反射XPSの検出限界は、Csで約100pg/cm $^{2}$ (200Bqの $^{137}$ Csに相当)、Srで約150pg/cm $^{2}$ 以下(300Bqの $^{90}$ Srに相当)であった。Srについて、Sr 2p $_{3/2}$ の全反射XPSおよびSr L3-吸収端全反射XANESスペクトルを測定した結果、いずれも吸着量の減少とともにピークは低エネルギー側にシフトした。この結果を、点電荷モデルに基づき解析した結果、Srは微量になるほどイオン結合性が強い状態で吸着することがわかった。

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発表会議名	:	2016年度量子ビームサイエンスフェスタ; 第8回MLFシンポジウム/第34回PFシンポジウム
開催年月	:	2017/03
開催都市	:	つくば
開催国	:	日本
キーワード	:	放射光; X線光電子分光法; X線吸収端近傍構造; セシウム; ストロンチウム; 放射性核種; 超微量; 吸着; 雲母

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登録番号 : BB20170270
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