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核化学概説; 核図表をもとに

Nuclear chemistry; With nuclear chart

小浦 寛之   

Koura, Hiroyuki

「化学と教育」誌のシリーズ記事「超重元素の化学 ニホニウムNhの誕生とその周辺」の第1報として核化学の概説を行う。原子は中心にある原子核とその周りを取り巻く電子からなり、原子核は陽子と中性子の複合体である。原子核はその陽子と中性子の組み合わせにより、または高いエネルギーを与えることにより壊変を起こすことがある。核化学とは原子核の壊変を伴う化学であるが、原子核の壊変自体は原子核物理の現象である。本稿では原子核の性質を原子核物理の観点から概説し、その一般的性質を紹介する。まず原子核の性質を紹介し、ついで原子核の性質を俯瞰する「核図表」とその見方を概説する。その中で$$alpha$$改変、$$beta$$壊変、核分裂といった核壊変を核図表の位置と対比させながら紹介する。最後に元素の起源と宇宙のかかわりについて述べ、例えばウランが超新星や中性子星合体といった現象によって起こるという元素合成のシナリオを紹介する。

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