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SH波によるドラム缶内面の腐食探査技術の開発

Development of corrosion detection technology on drum inner surface by SH wave

中西 良樹

Nakanishi, Yoshiki

保管しているドラム缶のうち、腐食等により放射性物質漏えいの恐れがあるドラム缶は漏えい防止のため新しいドラム缶への詰替えを行っている。しかし、現行の外観目視点検では内面腐食を把握できないため、保管中のドラム缶は内面腐食の急激な進行により、放射性物質が漏えいする恐れがある。この内面腐食の発見手法として、超音波の一種であるSH波を用いた腐食探査技術に着目した。この技術は、探触子(超音波送・受信部)からドラム缶にSH波を入射させ、腐食による減肉部位からの反射波の有無により腐食の存在を、反射波の往復時間から腐食の位置を特定する技術である。本研究では、SH波の入射方向を回転させることによる広範囲の探査を特徴としたSH波回転探査用超音波探傷機を使用し、ドラム缶の内面腐食の有無(位置)や深さを把握する技術を確立する。健全なドラム缶に形状(径、深さ)をパラメータに模擬腐食(人工傷)を加工し、それらの信号応答の測定により、腐食の位置及び深さが把握できること、ドラム缶仕様をパラメータとした信号応答の測定により、ドラム缶の板厚により応答特性が異なることを確認した。さらに、実ドラム缶の測定では、ラベル貼付や再塗装補修による表面凸凹のために、特性が変化する等の知見を得た。今後、実際の腐食による減肉の確認を行う。

no abstracts in English

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