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核医学用$$^{211}$$At生成の効率化に向けたカメラ型アルファ線イメージング

Alpha imaging and production of radioactive astatine isotope

瀬川 麻里子   ; 西中 一朗*; 藤 暢輔   ; 井上 徹*

Segawa, Mariko; Nishinaka, Ichiro*; Toh, Yosuke; Inoue, Toru*

本研究は難治性の悪性腫瘍に対し治療効果の高いアルファ放射性同位体$$^{211}$$Atの効率的な生成に資するため、$$^{211}$$Atの新たな生成量評価技術の開発を目的として実施した。従来、加速器等で生成された$$^{211}$$Atは1半減期以上の時間をかけイメージングプレートで放射線を撮影し、その生成量を静止画像で確認していた。これでは実験の成否を判断するのに一両日以上かかるという課題があった。本研究ではカメラシステムを新たに構築し、リアルタイムで$$^{211}$$Atから放出されるアルファ線を即時観察可能とすることで、この課題を解決する。この結果、スピーディな$$^{211}$$At生成手法が確立でき、さらに今後の$$^{211}$$At治験法の実用化に向け、治療効果の定量的な評価手法の技術的な開発にも資すると期待される。医療系のニーズとして高感度かつ高解像のそれぞれに特化した2種類の装置が求められていることが判明したため、本研究では2種類のシステムを開発して原子力機構で生成した低線量の$$^{211}$$Atを用いてこれらの性能を評価した。この結果、約1.6cm$$times$$2.1cmの視野で約17.5$$mu$$mの空間解像度を達成し、数十-百Bqという低い放射線量の$$^{211}$$Atでも、リアルタイム可視化が可能であることを示した。また、$$^{211}$$At線源からのアルファ線を連続的に撮像してアルファ線量の減衰を解析し、$$^{211}$$Atの半減期を精度3%で導出可能であることを実証した。

no abstracts in English

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