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X線CT画像を用いた断層の運動方向の認定方法

Determination of the shear direction using X-ray CT pictures

岩森 暁如*; 高木 秀雄*; 島田 耕史   ; 朝日 信孝*; 杉森 辰次*; 佐々木 俊法*; 相山 光太郎*

Iwamori, Akiyuki*; Takagi, Hideo*; Shimada, Koji; Asahi, Nobutaka*; Sugimori, Tatsuji*; Sasaki, Toshinori*; Aiyama, Kotaro*

断層岩の微細構造の観察には、断層破砕帯の内部構造が最もよく観察されるXZ面(X: 断層の剪断方向で条線とよばれる擦痕の方向、Z: 断層面と直交する方向)が重要な断面である。断層ガウジのXZ面ではP面やY面やR1面などの複合面構造が認められ、断層ガウジの非対称微小構造として最も重要である。近年、X線CT画像を用いた断層岩の微細構造観察や、断層面上に見られる条線観察の事例が報告されているが、条線方向と断層岩の微細構造の分布状況の関係について報告された事例は認められない。そこで本論では、X線CT画像を用いた断層破砕帯の内部構造の詳細観察と、断層面の条線観察を行い、X線CT画像を用いた断層の運動方向の認定手法として、CT画像をZ軸を中心に回転させた複数断面でP面とY面の挟角を計測し、この角が最大と最小になる断面の方向から、断層の運動が最もよく確認できる断面の決定方法を検討した。この結果、断層面上の条線が観察しにくい試料でも、断層の運動方向の認定の精度を向上させることができる。

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