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使用済イオン交換樹脂(廃樹脂)の処理温度の検討

Study of the processing temperature of spent ion exchange resin

堀川 歩美

Horikawa, Ayumi

福島第一原子力発電所や原子力発電所では、冷却水や使用済み燃料貯蔵プール水の処理にイオン交換樹脂が使用されている。イオン交換樹脂は一般的な焼却処理が困難であり、使用済みイオン交換樹脂(以下「廃樹脂」)としてプラント内の貯蔵タンク等に保管されており、早急な処理方法の確立が必要である。この解決策として、廃止措置技術課では水蒸気改質処理法(以下「SR法」)による処理の技術開発を行ってきた。従来は、金属イオンが未吸着のイオン交換樹脂について、SR処理に係る基礎物性データを取得したが、金属イオンが吸着したイオン交換樹脂に関して詳細な研究は行われていない。本研究では、原子力発電所の廃樹脂に吸着している金属イオン(Co$$^{2+}$$, Ni$$^{2+}$$, Cs$$^{+}$$)と、福島第一原子力発電所から発生する汚染水に含まれる金属イオン(La$$^{3+}$$, Ce$$^{3+}$$, Ca$$^{2+}$$, Ba$$^{2+}$$)を対象として、陽イオン交換樹脂の吸着イオン毎の温度と重量減少率に関する基礎物性データを取得し、金属の性質による処理条件の違いについて考察を行い、SR法による廃樹脂の熱分解処理の条件は、Co, Niが吸着した廃樹脂は、酸素濃度10%、処理温度650$$^{circ}$$C以上、La, Ce, Ca, Baが吸着した廃樹脂は、処理温度800$$^{circ}$$C以上であるという結論を得た。

no abstracts in English

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