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安全管理棟排水管理方法の検討

Investigation of effluent control method in safety management building

井上 和美; 中野 政尚 

Inoue, Kazumi; Nakano, Masanao

安全管理棟は環境試料や排水試料の分析を行う施設である。分析により発生した排水は、一般公害物質濃度が水濁防止法等で定められている管理基準値を下回っていることを判定(放出判定)してから放出される。しかし、当施設では分析を行う際に多量の試薬等を用いるため、排水中の浮遊物質量、化学的酸素要求量、窒素化合物量の濃度が高く、それぞれの管理基準値を常に上回ってしまう。そのため、これらの濃度が管理基準値を下回るように工業用水で希釈してから、放出判定を行った後に送水をしている。その工業用水での希釈の倍率を決定するため、放出判定時と同じく、日本工業規格に基づく分析(従来法)を行い、それぞれの濃度を確認している。しかし、この分析法は煩雑で、排水の送水までに時間を要している。そこで本研究では排水の管理方法を簡易化、短縮化することを目的に、これらの一般公害物質濃度の測定に簡易型測定器として吸光光度計を導入し、実排水試料への適用可能性の検討を行った。その結果、それぞれの項目において、従来法の結果と本測定によって得られた吸光度や透過率に良い相関が得られ、本測定器の適用可能性が確認できた。今後、さらにデータを取得し、適用可能範囲を明らかにするとともに、相関により得られた近似曲線を用いた簡易分析法を検討する。

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