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Large-scale shell-model calculations for deformed states around $$^{40}$$Ca

$$^{40}$$Ca周辺の変形状態に対する大規模殻模型計算

宇都野 穣   ; 市川 隆敏*; 清水 則孝*; 大塚 孝治*

Utsuno, Yutaka; Ichikawa, Takatoshi*; Shimizu, Noritaka*; Otsuka, Takaharu*

$$^{40}$$Caは陽子, 中性子とも魔法数20を持つ二重閉殻核であり、その基底状態は閉殻構造を反映して球形であることが知られている。しかし、2000年頃から、$$^{40}$$Ca周辺核では2-5MeV程度のかなり低い励起エネルギーを持つ変形バンドが系統的に存在することが知られるようになったが、これら変形状態を系統的に良く再現できる理論計算はこれまでなかった。この講演では、大規模殻模型計算を用いて$$^{40}$$Ca周辺核の変形状態を系統的に再現した計算結果を報告する。変形状態の系統的再現が可能になった重要な要素は、$$^{40}$$Caにおける大きな閉殻構造の破れである。閉殻構造が破れることによって$$^{40}$$Caは大きな相関エネルギーを持ち、その効果のために、魔法数20を特徴づける殻ギャップエネルギーは、中性子分離エネルギーの実験値から単純に見積もられる値よりも小さくなる。この小さな殻ギャップエネルギーのために、殻ギャップを超えて核子が励起した状態である変形バンドが低く出現することがわかった。

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