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中性子過剰な重・超重核領域における$$beta$$崩壊の禁止遷移の役割

Role of forbidden transition of beta-decay in the neutron-rich, heavy and super heavy nuclear mass region

小浦 寛之   

Koura, Hiroyuki

$$beta$$崩壊は中重核・重核の不安定核において主要な崩壊様式である。中重核では原子番号が大きくなるにつれて陽子同士のクーロン力の反発により$$beta$$崩壊安定線が核図表上の中性子過剰核側に分布する。2重閉殻は原子番号50では$$^{132}$$Sn(陽子数50, 中性子数82)が$$beta$$崩壊安定核に対して少し中性子過剰核側に位置し、原子番号82では$$^{208}$$Pb(陽子数82、中性子数126)自身が$$beta$$崩壊安定核となる。これらは陽子, 中性子準位がone major shellずれている。このことはこの周辺の$$beta$$崩壊における遷移が中性子・陽子準位間で大まかに見て異なる状態間で遷移する場合が多いことを示唆する。そこでは$$^{40}$$Ca付近程度まで主要と見なされる許容遷移が抑制され、禁止遷移が主要になるという可能性を議論することができる。そこで、中性子過剰核側の$$beta$$崩壊でどのような遷移が起こりうるのかGlobalなパラメータを持つ単一粒子ポテンシャルを用いて系統的に評価した。その結果、$$^{132}$$Sn付近や$$^{208}$$Pbの中性子過剰核側では系統的に許容遷移よりも禁止遷移を取りうる組み合わせを示す傾向があることがわかった。

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