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福島第一原子力発電所内採取試料分析データによる核種移行の検討,4; 土壌の汚染分布とその放射性核種組成

Investigation of the radionuclide transfer based on the radiochemical analysis of the genuine samples at Fukushima Daiichi NPS site, 4; Contamination of soils and their radionuclide composition

大木 恵一; 高畠 容子  ; 比内 浩; 柴田 淳広  ; 駒 義和  

Oki, Keiichi; Takahatake, Yoko; Hinai, Hiroshi; Shibata, Atsuhiro; Koma, Yoshikazu

福島第一原子力発電所の事故では、1号機から3号機の炉心の損傷により多量の放射性核種が原子炉建屋外に放出された。これらの放射性核種は発電所構内及び構外に降下し、土壌を汚染している。発電所構内の土壌を分析することで、放射性核種による汚染分布の把握、移行挙動の推定、汚染した土壌の処理、処分に向けた検討に有用な情報を得ることが期待されている。原子力機構では、発電所構内から土壌の分析試料を採取し、放射能測定をはじめとする性状把握を継続している。分析試料は、原子炉建屋から放出された放射性物質が比較的多く飛散した原子炉建屋の北西側、汚染水が漏えいしたH4タンクの付近を含む、発電所構内の広範囲な場所から採取した。本会では、土壌の分析結果による発電所構内の汚染分布とその放射性核種組成、放射性核種の起源の考察等について報告する。

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