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茨城県北部沿岸域における福島・茨城県境を震源とする地震の長周期地震動に関する評価,9; 応答関数を用いた長周期地震動評価の大規模地震への適用

Evaluation of long-period ground motion in northern Ibaraki coastal areas on earthquake occurred in the border of Fukushima-Ibaraki prefectures, 9

袴田 智哉; 瓜生 満; 山崎 敏彦 ; 桐田 史生 ; 河路 薫*

Hakamata, Tomoya; Uryu, Mitsuru; Yamazaki, Toshihiko; Kirita, Fumio; Kawaji, Kaoru*

2011年4月11日福島県浜通りの地震(M7.0)の発生以降、震源断層とされる井戸沢断層および湯ノ岳断層周辺では多数の余震が発生し、これらの地震によって、茨城県北部沿岸域にある幾つかの地震観測点において長周期地震動が観測された。われわれは、当該地域における長周期地震動評価の高精度化を目的として、浜通り付近から茨城県北部沿岸域を範囲とする三次元地盤構造モデルを作成し、中小規模地震と浜通り地震の観測記録を対象に3Dモデルを用いた長周期地震動評価の有用性を確認した。しかし、3Dモデルを用いた評価では三次元モデル作成とシミュレーションに時間が掛かり、広く設計に用いるのは難しいため、より簡便な手法で評価できることが望ましい。本研究では、浜通り地震の震源近くの硬質岩盤サイトにおける基準観測点と、軟質岩盤サイトの評価対象地点の間の応答関数を求め、この応答関数と従来地震動評価手法の1つである波数積分法の結果を掛け合せることで想定地震の長周期地震動評価を実施することを試みた。本発表ではその8で求めた応答関数を用いて、福島県浜通りの地震の再現を試みた。その結果、地震動レベルは概ね再現できたが、地震動の位相については再現性が乏しかった。これは応答関数に位相情報を反映できていないことが影響していると考えられるため、今後、位相情報も含めた応答関数について検討を進める。

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