検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

大規模身体汚染対応用グリーンハウスの開発

Development of greenhouse for extensive external contamination

柴沼 智博

Shibanuma, Tomohiro

平成29年6月に発生した発生大洗燃研棟汚染事故では、グリーンハウス(GH)に係る資材調達や設営作業に手間取り、作業員退避までに多くの時間を要したため(5名で約2.5時間)、結果的に3名が内部被ばくする原因となった。本研究は、迅速な退避を可能とすべく、「大規模身体汚染対応用GH」の開発に取組んだ。開発したGHは、(1)展開・伸縮式軽量フレームの採用により、少人数で短時間に設置可能となり、資格, 専用工具, 脚立が不要となったこと、(2)GHを3つのユニットで構成し、汚染確認・除染作業を3個所で分業することにより除染処置を迅速に行えるようになったこと、(3)局所排気装置を配置することにより、GH内の流線を確保したこと、(4)フレーム剛性補助底板の採用により、フレーム剛性及びテント床面を補強したこと、(5)扉接続用アダプタの採用により、工程室出入口扉とGHを容易に接続可能としたこと、(6)GH資材運搬台車により、運搬時間を大幅に短縮したこと等の特長を有している。設計・試作を繰返し、最終的なGHについて機能確認試験を実施した。その結果、設置時間が大幅に短縮され(4名で合計約15分)、汚染者を速やかに退避することが可能になった。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.