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MOX燃料施設における水晶体及び末端部の中性子線・$$gamma$$線被ばく評価

Evaluation of gamma and neutron dose to eye-lens and hand at a MOX fuel facility

大津 彩織; 坪田 陽一   ; 内田 真弘

Otsu, Saori; Tsubota, Yoichi; Uchida, Masahiro

組織反応に関するICRP声明を受けて国内法令の見直しが検討され、水晶体の線量限度が実効線量と同じ「5年間で100mSvかつ年間最大50mSv」に引き下げられる見込みである。核燃料サイクル工学研究所における現在の水晶体についての管理方法は、不均等被ばく管理の一環で首近傍に着ける線量計で評価しているが、今後の線量限度引き下げに対して現在の管理方法を適用できるかを検討する必要がある。本研究では水晶体付近(頭部)と頸部・胸部の$$gamma$$線及び中性子線量の実測による比較、並びに不均等被ばくの一環として末端部(手部)の$$gamma$$線及び中性子線量を実測した。その結果、作業者を模擬したファントムを用いて末端部(手部)の$$gamma$$線及び中性子線による被ばく状況を実測し、体幹部との比を求めることができた。また、中性子被ばく線量は頭部(水晶体部とみなした場合)の値と胸部の値はほぼ同じであった。$$gamma$$線被ばく線量は頭部$$leq$$胸部$$<$$頸部であり、今回の試験では胸部の値を超えることはなかった。

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