グローブボックス窓板の難燃シート貼付による火災損傷防止対策,2; 使用環境による影響評価

Improvement of fireproof performance by sealing the fire-retardant sheet on glove box panels, 2; Influence of usage conditions on glove box panels

品田 健太; 川崎 浩平; 牧野 崇義 ; 岡本 成利

Shinada, Kenta; Kawasaki, Kohei; Makino, Takayoshi; Okamoto, Naritoshi

プルトニウム燃料施設では、グローブボックスの火災損傷防止を目的として、可燃性に区分されるアクリル樹脂製の窓板に透明な不燃又は難燃シートを貼り付ける対策を進めている。本対策においては、グローブボックスの使用環境に存在する核燃料物質からの線や近傍にある蛍光灯からの紫外線に長期間曝露される。このため、本研究では、不燃又は難燃規格を有するシートに対してグローブボックスの使用環境において想定される線又は紫外線を照射し、不燃又は難燃性能、視認性及び機械強度への影響について評価した。本研究により、使用環境において想定される範囲の線照射及び紫外線照射による不燃又は難燃シートの性能への影響はないことを確認し、「グローブボックス窓板の難燃シート貼付による火災損傷防止対策(1)火災による影響評価」の結果を踏まえて、本対策は有効であると判断した。

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