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ラジウム($$^{226}$$Ra)を高濃度に含む淡水系地下水の成因; 人形峠環境技術センター内露天採掘場跡地の地下水について

Formation process of fresh groundwater with high $$^{226}$$Ra activity; A Case study of the groundwater from the former uranium open pit mine at Ningyo-toge Environmental Engineering Center of JAEA

富田 純平  ; 竹内 絵里奈; 小原 義之

Tomita, Jumpei; Takeuchi, Erina; Ohara, Yoshiyuki

原子力機構人形峠環境技術センター内露天採掘場跡地の$$^{226}$$Raを高濃度に含む淡水系地下水の成因を明らかにするために、地下水及び岩石試料を採取した。地下水中のRa同位体は、主に溶存態($$<$$10kDa)とし、$$^{226}$$Ra濃度(0.026-2.8Bq kg$$^{-1}$$)は塩分及びMn濃度の増加と共に高くなる傾向が見られたが、国内の他の淡水系地下水と比較すると、塩分から想定されるよりも高い$$^{226}$$Ra濃度であった。岩石中のU系列核種濃度(0.02-60Bqg$$^{-1}$$)は、その大部分において、通常の岩石(-0.1Bq g$$^{-1}$$程度)よりも高濃度であった。有孔管部の岩石試料(6試料)の化学的抽出実験の結果、移動性画分に存在する$$^{226}$$Raの半分以上がFe-Mn酸化物態に存在した。以上のことから、人形峠環境技術センター内露天採掘場跡地では、岩石中のMn酸化物態に存在する高濃度の$$^{226}$$Raが、還元雰囲気においてMnが還元され溶出した際に水中に溶出し、塩分等の水質に従って再分配されることで、$$^{226}$$Raを高濃度に含む淡水系地下水が形成されると考えられた。

no abstracts in English

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