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焼津港で観測された第五福竜丸の放射性表面汚染

Estimation of the magnitude of radioactive surface contamination on Daigo Fukuryu Maru at Yaizu port

辻村 憲雄   

Tsujimura, Norio

1954年に米国によってビキニ環礁等で行われた核実験の実施期間中及びその実施後に、ビキニ環礁の近海で操業または近海を航行した漁船等の船体から核実験フォールアウトによる放射性表面汚染が、それら漁船等の帰港後に観測された。これを根拠の一つとして「多くの漁船が第五福竜丸と同様の被災を受けた」とする主張がある。このことを検証するため、1954年3月17日に第五福竜丸上で測定された照射線量率の最大値100mR/hに相当する表面汚染密度を計算し、それを当時のGM計数管(窓面積4.9cm$$^{2}$$仮定)で測定したときに得られる計数率を求めた。その結果、汚染の表面から距離10cmで測定した場合、GM計数管の計数率は300万cpmを超えると推定された。第五福竜丸を除く船で観測された表面汚染は、数百$$sim$$数千cpmというくらいであるので、第五福竜丸とは優に3桁は異なる。

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