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重イオン・多核子移行反応を用いた核分裂の理論評価

Theoretical study of nuclear fission using multi-nucleon transfer reaction

田中 翔也; 西尾 勝久   ; 廣瀬 健太郎  ; 有友 嘉浩*

Tanaka, Shoya; Nishio, Katsuhisa; Hirose, Kentaro; Aritomo, Yoshihiro*

重イオン・多核子移行反応とは、原子核どうしを衝突させる場合に生じる核反応機構のひとつであり、入射核と標的核との間で核子を交換することで、反応の後に異なる原子核が生成される。反応の特徴は、移行する核子の数に応じて多種類の原子核が生成されるとともに、低い励起エネルギーから高い励起エネルギー状態まで連続的に生成されることである。近年、原子力機構にて重イオン・多核子移行反応を用いた核分裂測定が行われ、多くの成果を収めた。この実験手法を用いれば未開拓領域である中性子過剰アクチノイド核の核分裂特性を調べることが可能であり、新元素発見に向けた超重元素合成の研究、および天体核物理におけるr過程の解明への貢献が期待されている。しかし、多核子移行反応はその反応過程の複雑さと、手法自体の新規性から十分な知見がなく、未だ理解されていない部分が多く残っている。本研究では、実験データの解析および理論模型による評価を行い、多核子移行反応にて標的核に持ち込まれる角運動量を明らかにすることで、多核子移行反応のさらなる理解を目指す。

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