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$$^{40}$$Caの$$E0$$遷移の大規模殻模型計算とその解釈

Large-scale shell-model calculations of $$E0$$ transitions in $$^{40}$$Ca and their interpretation

宇都野 穣   ; 清水 則孝*; 井手口 栄治*; 青井 考*

Utsuno, Yutaka; Shimizu, Noritaka*; Ideguchi, Eiji*; Aoi, Nori*

本講演の前の講演で井手口氏によって報告されるように、最近、オーストラリア国立大学にて$$^{40}$$Caの超変形状態からの$$E0$$遷移が測定され、その値が軽い核で知られている$$E0$$遷移行列要素に比べ、著しく小さな値であることがわかった。その原因を探るため、大規模殻模型計算によって$$^{40}$$Caおよびその周辺核の$$E0$$遷移行列要素を系統的に調べた。その結果、大きく変形した$$0^+$$状態から球形の基底状態への$$E0$$遷移行列要素が、$$^{42}$$Caに比べ、$$^{40}$$Caでは2桁も小さくなるという実験結果を再現することに成功した。$$^{40}$$Caでは超変形状態が8粒子8空孔状態で支配されており、基底状態と大きく配位が異なることに加え、通常変形状態の4粒子4空孔状態が関与することに起因する波動関数の符号も、$$E0$$遷移行列要素を小さくするための重要な役割を担っていることがわかった。

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