Puの石英への収着モデルの実験的研究

Experimental study on modeling of Pu sorption onto quartz

プルトニウム(IV)の収着挙動を非静電的モデル(NEM)を用いて解析するため、低酸素濃度条件下で炭酸塩溶液中の石英へのPu(IV)の収着を系統的に調べた。Pu(IV)の収着データは、pHと炭酸塩濃度の関数としてバッチ収着実験から得られたものである。Pu(IV)の石英への収着は、4価アクチノイドとして化学的に類似していると考えられるTh(IV)と同様の傾向を示した。石英へのPu(IV)の分配係数dは、pH8から11の条件では、全炭酸塩濃度の2乗に反比例することがわかった。しかし、モデル化研究の結果、SOTh(OH) $_{4}$ $^{-}$ 及びSOThOH(CO $_{3}$ ) $_{2}$ $^{2-}$ のTh(IV)収着モデルでは、石英へのPu(IV)収着を再現できなかった。これは、イオン半径がTh(IV)よりも小さいPu(IV)では、負に帯電した配位子間の静電反発により、SOM(OH) $_{4}$ $^{-}$ 及びSOMOH(CO $_{3}$ ) $_{2}$ $^{2-}$ の生成が制限されている可能性があることが推測された。SOPu(OH) $_{3}$ 及びSOPu(OH) $_{4}$ $^{-}$ としてPu(IV)収着モデルを開発した。また、石英のデータと比較するために、白雲母へのPu(IV)の収着データを取得した。

no abstracts in English

使用言語	:	Japanese
掲載資料名	:
巻	:
号	:
ページ数	:
発行年月	:
発表会議名	:	令和2年度安全研究センター報告会
開催年月	:	2020/11
開催都市	:	東海(online)
開催国	:	日本
キーワード	:	Plutonium(IV); Sorption; Quartz; Carbonate solution; Modeling; NEM

特許データ	:
PDF	:

論文URL	:
研究データの公開先DOI	:
使用施設	:	BECKY(バックエンド研究施設)
広報プレスリリース	:
論文解説記事 (成果普及情報誌)	:
受委託・共同研究相手機関	:	原子力規制委員会原子力規制庁

Access	:	- Accesses
Web of Science® Times Cited Count	:	被引用回数：評価・統計等のため最新の被引用回数を確認したい場合は、直接Web of Science®をご確認ください。 http://www.webofknowledge.com/wos
InCites™	:
Altmetrics	:

登録番号 : BB20200674
抄録集掲載番号 :
論文投稿番号 :

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.