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JRR-3における事故時において原子炉を停止させるためのホウ酸投入の検討

Consideration of let boric acid in JRR-3 reactor core for shutdown at the time of accident

岩浅 正浩; 細谷 俊明; 荒木 正明

Iwaasa, Masahiro; Hosoya, Toshiaki; Araki, Masaaki

2011年に発生した東日本大震災と福島第一原子力発電所での事故の反省を踏まえて、原子力規制委員会により、原子炉施設に係わる新たな規制基準が施行された。新規性基準では出力に応じた規制要求が定められ、JRR-3が分類されている高中出力試験研究炉においては、多量の放射性物質を放出する事故の拡大防止などが新たに要求に追加された。上記の要求事項への適合性を示すため、JRR-3では事故の事象の選定と対策の検討を行った。事故の想定として、基本的な安全機能(停止機能,冷却機能,閉じ込め機能)が、設計基準事象の想定を超えて喪失した場合(以下、「BDBA」という)を考慮する。JRR-3の緊急停止機能は、6本の制御棒の自然落下及び中性子反射材である重水のダンプである。BDBAの想定の一つである停止機能の喪失においては、想定を超えた地震動によって、制御棒及び重水をダンプする電磁弁の多重故障を考慮している。このような事故の対策として、上記2つの停止機能とは別に、ホウ酸を水に溶かした状態で炉頂部から炉心へ投入することで原子炉停止を図る。これはホウ素の中性子吸収効果を利用するものである。本検討では、原子炉停止に必要なホウ酸の投入量の算出及びその実行性を検証した。評価においては、モンテカルロ計算コードであるMVP(以下、「MVP」という。)を用いた。

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