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大規模殻模型計算によるM1バンドの解析

Large-scale shell-model analyses of M1 bands

宇都野 穣   ; 角田 佑介*; 清水 則孝*

Utsuno, Yutaka; Tsunoda, Yusuke*; Shimizu, Noritaka*

原子核のバンド構造は、通常変形した原子核による回転バンドであることから強いE2遷移で結ばれているが、1990年代に変形が小さく強いM1遷移で結ばれたバンドが数多く発見された。これは、M1バンドと呼ばれ、陽子と中性子との間の角運動量ベクトルが高スピンになるにつれて平行な方向に向いてくるというshears mechanismによって半古典的に理解されている。この研究では量子ゆらぎを取り入れた大規模殻模型計算によって$$^{135}$$LaのM1バンドを解析した。角運動量分布を求めた結果、知られているM1バンドのうちの1つはshears mechanismで理解されることがわかったが、もう1つのM1バンドは陽子の角運動量が徐々に増えるという別の機構によるバンドであることがわかった。

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